「レゴで、灘校つくろうや。」
事の発端は、2007年度の土曜講座。 ブッダ「なあこれ 美しくね? よくやった俺!!」 ちゃんと左右の辺が平行にならない構造をしている。 パーツの隙間の遊びを利用したなかなか面白い仕組みである。 また、1階の壁には細かい凹凸があって、これまた我々を非常に困らせてくれたのだが、ここの構造はHIwaiがひらめいた。 左の画像のような構造を 大量に並べているという構造。右側の 画像の下に見えるのがそれ。 なかなか感じ出てるんじゃない? 若干本物と比率は違うのだが、 本物と比率まで合わせるとなると ブロックを削らないといけないので これが最良案なのである。 ここからはそう目立った問題もなく設計図 (といっても測量したときの大まかな形だけだが) 通りに、ブロックをたくさん広げたベースプレートの上に敷き詰めていき、組み立てていく作業が始まった。 まずは1段だけ並べてみて、可能なサイズになるか調べる。校舎の色はタン色なので、当時販売されていた別荘セットを購入している連中がそれを持ってきて、全体でどのくらいの量になるのか概算で出して、パーツの量と値段、ひいては予算を計算した。 皆で作っている様子。 このときの皆の集中力は凄いものがあった。 が、いかんせんハイテンションになっている 所もあって、 こんな妙なものができてしまった。 ブッダが未使用パーツをまとめているときに何かが取り付いたのか作り上げてしまった建造物である。 サンピエトロ大聖堂と命名。 その上彼は恒例の 美しくね? も放った。 同じように、またもやブッダが未使用パーツをいじっていて作ったもの。 最初は長く繋げていただけだったのだが、なんとなく曲げているとあら不思議。 これがDNAの原型である。 当然ブッダは 美しくね? を連発した。 そしてどんどん組みあがっていく灘校本館。2日前にはほとんど組みあがり、運ぶときに「あ、本館や」 「すげー」などの声が聞こえて鼻を高くしていたのだが、いざ屋上を張るとなったときに問題が浮上した。 なんと屋上の構造を誰も詳しく知らないことが判明したのだ。 隣の校舎からでは、上に何かあるのはわかるものの、その「何か」の構造がよく見えない。 若干困ったが、 まあ俺達のなかで誰も知らないなら気にする人いないんじゃね? っていう理由で適当に天井を張ることに。色は一応はずしてないはずなのだが… そして紆余曲折を経てついに本館が完成! これこそが2008年文化祭展示目玉作品の本館である! 横に並んでる兵隊たちは何の意味もございません。フィグの大きさと比べるため? なかなかうまくできたと思うよ。 別アングルから。 いずれ本物の同じようなアングルからの写真を載せたいと思っている最中だぜ。 校舎を上から撮るなんて芸当ができる鳥人間は流石にいないけどね。 ちなみに。 実は校舎の中も廊下の入り口から覗ける部分は作ってあるのだ。 さすがに中身を全部作るのは予算的にも強度的にも問題があったので断念。 いつか全部作れると良いな……無理か。 と、言うわけで灘校本館は無事出来上がり、LEGOサークルは予想以上の好評を博し、サークル員は翌年また展示することを決めたのであった。 続く。 |